また、14シリーズの300mWCSは鉄道沿線の場合散発的に、大阪市内主要筋には脇道の入ってすぐの必ず通りが見通せる場所に設置される。
なお、500mWCSについては関西の場合初期のタイプはトラフィック云々というよりも少し田舎なNTT
の別館に設置されることが多い。量産期の場合は駅周辺などあまり関係なく面を埋めるようにして
まんべんなく配置される。ただし、既存の100,200mWCS近くにある事もしばしばである。
64Kエリア地区の500mWCSは自立柱で無い限り4エレタイプがほとんど。道路沿線重視で鉄道沿線にはあまり狙って設置する傾向はみうけられ
ない。また、NTTP末期のころに設置された4エレのエレメント長が異なる500mWCS(アダプティブアレイCS?)がごく少数存在する
ただし地方になると数階建てのアパートなどでは逆にセルを構成する上で地上高が高すぎる。 また設置上DDIP最大の課題である家主や地権者との交渉の問題もあり、そのためわざと自立柱を 用いる事が多い。なおアンテナ地上高はアステルやNTTPの関電柱設置型アンテナとほぼ同じ10m 程度である。
また、自立柱を建てる場所が確保できない場合、2階建てのアパート、下手をすると住宅にすら 建てることも多く、地上高もかなり低くとっている。
アステルの場合、96年末稼動エリアを境として、設置方法がかなり異なる。
位置的特定としては、20mWCSは駅前に関してはほとんど「固め打ち」(笑)。特に京阪の萱島駅が
ひどい。96年末までの設置予定であった地区に関しては20mWCSが多いが、それ以降の地区に
関してはほとんど100mWCSである。
ただし100mWCSの方が位置的に特定しやすく、住宅地などでは2つCSが見つかると地図から推測して
だいたい3つめが300m離れたあたりで容易に特定できる。この繰り返しでCSの空白域を面的に
埋めていけばよい。ただし田舎になると主要道路であれば人家がなくても設置することあり。
また、主要道路の市町村境に100mWCSが設置されているのも特徴である。
まず低NTT柱が設置されていればこれをたどっていけばまずU型CSにぶつかる。このタイプのCSは 基本的にストリートセルなので100mWCSであれば約400m先に同一CSが発見できると思う。低NTT柱が ない場合は関電柱。特に住宅街はこの傾向が強い。
また、NTT施設があればほとんどの確率で屋上にCSがある。
あと落とし気味なのは一般ビルの屋上設置型。これはDoCoMo特有で屋上の壁際を見てみると黒い アンテナが1本ないしは2本上がっていることがある。
都心部は主要交差点が見通せるビルの上に設置されることが多い。